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2007.04.16
石原智美
Tomomi Ishihara

東京都出身。東京医療秘書専門学校卒。日本レーザー研究所、芸能プロダクション勤務等を経て、平成7年東京医療レーザー研究所入社。営業等を担当後、11年ドクターシーラボを城野親徳氏と設立。14年社長に就任。同社は17年東証一部に上場。

発信者の顔が見える安心感・信頼感

皮膚の専門家が作ったスキンケアブランドとして化粧品など企画・開発・製造・販売を行う、株式会社ドクターシーラボ代表取締役社長の石原智美さん。開業12年目を迎える前身のシロノクリニック(院長は城野親徳氏・ドクターシーラボ会長)は、レーザー治療をいち早く取り入れた美容皮膚科の草分け的存在でした。そこで治療後のケアとして患者さんに出していたクリームがとても良いと口コミで瞬く間に全国へと広がり、同社創業のきっかけとなりました。

ドクターシーラボの名を世に知らしめた『アクアコラーゲンゲル』は”与えない化粧品“といわれ、肌に負担をかける香料・着色料などの余計なものを一切省き、その人に必要な最低限のものだけを与えましょうというコンセプトのもとに開発された製品。これが見事に美肌を追い求める女性たちの心をとらえ、現在は通信販売に加え、全国に百七店舗の販売店(直営店・百貨店等への出店)を抱える大事業へと発展。その急成長の理由はどこにあったのでしょう。

「例えば、スーパーなどで『群馬の鈴木さんが作った無農薬野菜』と表示されていると安心して買うことができますよね。当社の製品は皮膚科の医者が作っているということで、発信者の顔が見えることが、安心感、信頼感に繋がっているのではないでしょうか。

もう一つは常にユーザー目線で製品作りを続けてきたということです。城野は『医者が患者の気持ちにならなければいくら治療しても治らない。お客様の目線にならなければモノは売れない』という考え方。医者だといっても、私たちは化粧品に関しては素人だったわけで、だからこそお客様の立場に立って、他社の化粧品ができないことをやってこれたのだと思います」

夢が広がる『ドクタービジネス』

現在通信販売の会員数は三百万人を超えているという同社。今後どのような事業展開を予定しているのでしょうか。

「化粧品に限らずサプリメントや食品など、健康全般を通して本当に良いものを日本のお客様に、そして海外にもご紹介していきたいですね。ただ、薬事法など法律の問題もありますから、すぐに大きく動かしていくのは難しいところがありますが、自分たちも綺麗になることですし、世の中も潤うことですから、社会貢献にも繋がると思うのです。

誰からの発信なのかということが今後さらに重要視されていくことが予想されます。そうした中で、例えば医者の御墨付きの住宅とか食べ物とか、『ドクタービジネス』というものがもっともっと広がっていってもいいのではないかと思います。そう考えていくと、まだまだ夢は広がりますね」

自分達がやろうとしていることをきちんと理解し、できないことは最初からやらないという大枠のポリシーのようなものが変わらないので、私たちはまだまだベンチャーという意識が高い、と石原さん。あらゆるものが溢れる現代に、いかに安全安心なものを選んでいくか…人々の安全に対する意識が高まる中で、彼女の提唱する『ドクタービジネス』は今後様々な分野に広がりをみせる可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。

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