「N35 Inc.」代表、放送作家の小山薫堂さん。小山さんと言えば、「進め! 電波少年」(日本テレビ)、「カノッサの屈辱」「料理の鉄人」(フジテレビ)など、かつて深夜枠で大ヒットした数多くの番組を手掛けて以来、放送業界でひっぱりだこの超売れっ子作家。今では、放送作家の仕事以外にも、エッセイスト、ラジオのパーソナリティーと、ますますご活躍の場を広めておられます。
大学生時代から芽生えた食の欲求
グルメ雑誌に食日記を連載するなど、食の世界に精通しておられることでも知られる小山さん。おいしいもの、素敵な店をかなりご存知なのでは?
「そもそも食べることを追求し始めるようになったのは、デートのときに、女の子をいかにいい店に連れて行けるかという、大学生時代からの食に対する芽生えから始まったことなんです。せっかくお金を払って食べるのなら損したくないという貧乏性の考えが、おいしい店を探そうという思いに繋がったということがベースにあるんですね(笑)。
おいしい店を探すために何か特別なことをしているわけではないのですが、1日1回はご飯を食べながらの打ち合わせを入れていますね」
こだわりをもって考え出すアイデア
小山さんが代表を務める「N35 Inc.」の「N35」は、東京の緯度が35度であるということ、そして"35歳前後の大人に必要な情報"という意味を持ち、マスメディア関係以外にも、"東京から発信する大人のための情報拠点"として、企業コンサルティングの仕事も手掛けておられるそうです。
「IT関係、ホテル、菓子メーカー、酒造メーカーなどの新商品のPRをお手伝いさせていただいています。例えばどこかの観光地に行くテレビ番組であれば、そのスポンサーのメーカーのカメラでもって観光地の写真を撮るとか、番組の中に企業の広告を絡めてみたり、そういったことをやっているんです。
あと、日光の『金谷ホテル』を度々利用していたところ、アドヴァイザリースタッフとしてお手伝いすることになって。館内には僕がプロデュースした『N35号室』という部屋があるんですよ(笑)。
また、暖炉があって、バーテンダーも酒のラインアップも素晴らしい、素敵なバーが館内にあるんですね。都心の人がとても喜びそうな店で、車で1時間半くらいで行けるのに、意外と知られていない。そこで、『金谷ホテルで飲もう!』という企画を考えたりして。都心でご飯を食べたあと、車を走らせて金谷ホテルに行き、チェックインする、できれば男性一人で。大人の男性にそういう遊び方をしてほしいなと思うんですよね。
"遊べる種"がポケットに色々入っていて、それを番組という形にしてみたり、ホテルの企画にしてみたり-。これだったら、この知り合いに手伝ってもらって、こんなことをしたらいいなと考えるのが楽しいんです」
マニアックにこだわりをもって考え出すアイデアが多くの人々から支持を得て、"アイデアを売る仕事"、まさにそんな言葉がぴったりの小山さん。他の人には真似のできない"小山ワールド"を、今後もどんどん広めていってくださいね。
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