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STANDBY! TIMES
2006.12.15
折口雅博
Masahiro Origuchi

昭和36年東京都出身。平成7年に人材派遣会社グッドウィルを設立し、9年には介護会社コムスンに資本参加、後に子会社化する。11年、グッドウィル・グループ(株)は店頭公開。16年、東証第一部に上場。16年より日本経団連理事。

グッドウィル・グループ(株)代表取締役会長兼CEOの折口雅博さんにお会いしました。
グッドウィルが誕生したのは平成7年、5人の従業員、雑居ビルの一室からのスタートでした。初年度売上げは7,800万円。その2年後にコムスンに資本参加し、後に子会社化、介護ビジネスに参入しました。いまでは、グッドウィルやコムスンなど、グループ全体を合わせ、従業員は39,000人を超え、売上げ高1,800億円(今期末は5,500億を予想)を誇る大企業へと発展したのです。

全従業員が同じ理念を持って邁進

わずか10年余でここまで上り詰めることができた一番の要因とは?
「グッドウィル・グループの企業理念は、『拡大発展』『社会貢献』『自己実現』。会社を大きくして、世の中の役に立とう、そしてそれによって人生の価値を見出せるようにしようという、同じ精神を全従業員がしっかり持って邁進する。これが徹底できていることが一番大きな要因だと思います。

もう一つは、人に任せる経営ができているということ。ピラミッドがある中で、上の人間が二段、三段下に下りて動かなければいけないようでは、すぐに限界が来ます。自分の一段下の人間にいかに思いきって任せられるか、僕らはそれができているというのが強みだと思いますね」

「感動ビジネス」という新たな挑戦

「介護ビジネスは、規制があり制度変更がある、国にコントロールされて大変だと言われましたが、物事は考えようで、締め付けが厳しいからこそ優位性が出せると僕は思うのです。厳しい中で変化に対応し、利益を出すビジネスモデルを作ることができて投資もできる、経営力が強いところが勝てる。いま介護は7兆円市場だと言われますが、コムスンはこれだけ有名でもその中で占める割合は1パーセントしかない。つまり我々はこれからもどんどん伸びていけるということです。やるべきことはまだ山のようにあります」と折口さん。グッドウィル・グループでは、人材ビジネス、介護ビジネスに次いで、「感動ビジネス」という新たなステージに挑戦しています。その軸となるレストラン事業を手がけるフードスコープでは、NYで大ブレイクした日本食レストラン『MEGU』を始め、都内に25店舗のレストランを展開。「美味しさへ、限りなき食の追求」という哲学を、世界に向けて実現しています。

「施設介護となった時に、お年寄りの最大の楽しみは『食べること』になってきます。高齢者ホームの差別化を図るには、施設を良くすること、介護の質が良いこと、プラス良い食事があることです。ただ、施設介護業界の中だけで新しい美味しいものを作ろうと思っても高が知れています。厳しい食産業の中で本業として闘い、そこでトップクラスになれば、施設介護業界の中では間違いなく勝てる。そういう全てのパッケージによって競争力となっているのです。うちの高齢者ホーム『コムスン・ガーデン』の食事は、全てフードスコープが担当していて、とても評判が良いんですよ」

人を喜ばせることをしたい、社会の役に立ちたいという信念のもとに折口さんの挑戦は続きます。

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