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芸能生活三十三年、常に第一線でご活躍されてきた夏木マリさん。私も大ファンの夏木さんと、ご自身がディレクションを担当された「つるとんたん六本木店」でお会いしました。
同店は昨年五月東京に初出店した、大阪の手打ちうどんの名店。大きな器に入った「大判きつねのおうどん」が人気です。
うどんの名店をディレクション
おいしい店があると聞けば、とにかく足を運んで自分で食べてみるという自称"食いしん坊"の夏木さん。そんな彼女のお気に入り「つるとんたん」は、六本木、丸の内に続き、今春には都内で三店舗目となる新宿店が歌舞伎町にオープンし、盛況を呼んでいます。
「『つるとんたん』の経営者とは古くからの友人で、大阪に行った時には必ず食べに行っていたんですが、そういえば東京でうどんを食べていないなということに、はたと気付いて。それで、東京への出店を十年くらい前からずっとリクエストし続けてきて、昨年ようやくその願いが叶ったというわけです。
でも、ディレクションといっても、"食いしん坊"なだけの私が店を経営することはできないから、おねだりして出店してもらったという感じで。ここをこうしてああしてと好きなことを言う"おいしい役割"をさせて頂いています(笑)」
大阪にある三軒の店は、民芸調の造りなのだそうですが、こちらは、六本木という場所柄を意識したモダンな雰囲気。六〇年代のイメージをモチーフにした壁紙や照明、器、BGMなど、夏木さんのセンス良いアイデアが随所に盛り込まれています。
また、六月にオープンした新宿店にはライヴスペースが設けられており、毎日のライヴに加え、色々なイベントや貸切パーティーなどにおすすめです。
コンテンポラリーなパフォーマンス
今年三月には「GIBIER du MARI(ジビエ・ド・マリ)」のヴォーカリストとしてバンドデビューするなど、舞台・映画・ドラマ・音楽と、あらゆるジャンルでその多才ぶりを発揮されている夏木さん。そんな中で自分探しの場として始め、自身のライフワークとなっているのが、一人舞台『印象派』です。独・仏・英国などの公演でも、高い評価を得ているこの舞台は、一九九三年にスタートし、今秋で八回目を迎えます。
「『印象派』は、物語ではなく、一時間半私が舞台の上で七転八倒している姿を、絵を観るような感覚で覗き見してもらう、そんなコンテンポラリーなパフォーマンスです。この舞台を始めてから心身共に鍛えられましたし、他の仕事が楽しくなってきました。そういう意味でも続けてこられて幸せですね。
演劇という集団から離れて、一人でやってみたいと始めた舞台ですが、八回目を迎えるということで、今回はミュージシャン三人とダンサー二人、六人でおもしろい非日常の舞台を創るべく、今奮闘しています」
私も拝見させて頂いたことがあるのですが、とにかく素敵な舞台です。ぜひ、唯一無二の"夏木マリの世界"を体験してみてはいかがでしょうか。
「夏木マリ・印象派 vol.8 -夏木マリを探して-」
●Bunkamura シアターコクーン 10月6日(金) ・7日(土) ・8日(日)
[お問い合わせ]カンバセーション tel.03-5280-9996
●鎌倉芸術館大ホール 10月11日(水)
[お問い合わせ]鎌倉芸術館チケットセンター tel. 0467-48-4500
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