七坪でスタートしたメイドカフェ
”萌え〜〜文化“の発祥地として、今や国内外から脚光を浴びる”アキバ“。その火付け役となった「@ほぉ〜むカフェ」の創始者、サンケイプロモーションアドバンス株式会社代表取締役の河原美花さん。
美花さんは八年間のOL生活の後、ご両親が経営する焼肉店を継ぐために、店を手伝いながら別の飲食店で接客業のノウハウを勉強していたのだそうです。
「私は短大、OL時代を通じてチアリーダーをしていて、何か理由をつけては女の子達と集まっていたんですが、それをどこかで耳にした人がいたらしく、『テナントを募集している所があって、簡単なジュースバーのような店を開きたいんだけど、やってみない?』と声を掛けて頂いたんです」
その場所は、秋葉原「ドン・キホーテ」の五階にある、カウンターだけの七坪の店。周りの人達に楽しんでもらいたいという”チアリーダー魂“に火がつき、彼女は店のオープンを決心します。
「アキバだと、来る男の子はオタク系、女の子はコスプレ好きなのかなと考えているうちに、給仕する人がメイドの恰好をしていたらどうだろうと。お客様が来店した際『お帰りなさいませ、ご主人様』と言ったら、男の子はちょっと身分が高くなったように気持ちよく入って来られるかな、帰る時に『行ってらっしゃいませ、お嬢様』と言えば、女の子もまた来たくなるかなとか、次第に構想が固まっていきました」
お客様に何かを感じてほしい
こうして、平成十六年八月、秋葉原にメイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」の一号店が誕生。今では平日でも行列のできる大人気店に。それもそのはず、この店、ただ女の子が可愛い恰好をしているだけではないのです。お気に入りのメイドとプリクラを撮ったり、ゲームをしたりお客様に心から楽しんでもらいたいと願う、美花さん独自の発想が随所に盛り込まれた空間作りがとにかく素晴らしい。
「ただコーヒーを飲むだけでなく、癒されたとか楽しかったとか、お客様に何かを感じてほしい。そこで、メイドとコミュニケーションをとれる楽しい場所にしたいと考えました、それもあえてアナログ的な方法で。
コスプレというと、エロチックなイメージを持たれがちですが、私はお客様に触れてはいけないと思っているんです。そこは健全に守っていきたい。例えば、ディズニーランドのミッキーマウスやドナルドダックのように、女の子を商売道具ではなくキャラクターとして、子供や女性客からも愛されるような、小さなテーマパークを目指しています」
昨年には、本店という形で同じアキバに二店舗目を出店。また、メイドのユニット「完全メイド宣言」がインディーズでCDデビュー。そして、二月には、クリーニング、ボタン付けなどをしてくれる「@ほぉ〜むランドリー」、さらに四月には、和装メイドによる甘味処「@ほぉ〜む茶房」もオープン。まだまだ新しい構想が山ほどあるという美花さん 今後が楽しみです。
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