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2007.12.17号
ルポルタージュ mono.
2007.12.17
伊右衛門のお茶会 絵=丸山誠司

日本茶のふるさと京都で京都の本物のお茶と京舞を気さくに楽しむ「伊右衛門のお茶会」。
今秋行われた3回目のその様子をお聞きしました。

由緒ある場でいただく特別な味わい。

創業200年、京都の老舗茶舗・福寿園の茶匠によるこだわりの逸品・サントリー『伊右衛門』。その伊右衛門の「お茶を通じて、本物の京文化を愉しんでいただきたい」という志に、京文化の本流である京舞井上流が共感し実現した「『一期一会』秋のお茶会〜京舞と伊右衛門の世界」も今秋3回目の開催となりました。歴史的にも珍しく価値のある、そのお茶会の様子をお聞きしてまいりました。
「お茶会は、登録有形文化財指定の祇園新地甲部歌舞練場内にある『八坂倶楽部』で開かれました。大正時代に建てられた由緒ある建物です。はじめに福寿園・茶匠特性の氷出し碾茶が振る舞われました。氷出しとは茶葉の上に氷を載せて一昼夜じっくりと旨みを溶け出させて淹れたものです。普段味わうことのできないお茶の愉しみ方を体験いただくことができました」。趣きのある空間でいただく氷出し碾茶は、さぞ格別だったことでしょう。

         
独自の風格 これが本当の京文化。

「そして、祇園の地で育まれ、祇園の人々によって洗練され継承されてきた井上流の『京舞』が披露されました。井上流第一人者である祇園甲部の小富美さんが、とてもおめでたい舞「上方唄 猩々(しょうじょう)」を艶やかに舞い、その存在感は圧巻でした。さらにお茶屋の茶汲女が登場する「上方唄 あけぼのー東山名所ー」を芸妓舞妓さんが、祇園を代表する舞「祇園小唄」をだらりの帯を揺らめかせて舞妓さんが華やかに舞う姿を、それぞれお愉しみいただきました。最後にお茶席で芸妓さんによるお点前と抹茶が振る舞われました」。本来ならお座敷でしか披露されない京舞とお茶を堪能できる素晴らしいお茶会。なんとも贅沢ですね。

伊右衛門のふるさと 京都・福寿園。

寛政2年(1790年)京都で創業した福寿園の歴史は、日本茶の歴史そのもの。その福寿園の『宇治工房』が美しい宇治川沿いに完成しました。お茶作りや石臼挽きを体験したり、おいしくお茶をいただくための作法を学ぶことができます。興味のある方は是非行ってみてください。今後売店で購入した『伊右衛門』を、いにしえの京都のお茶文化に想いをはせつつ飲んでみてはいかがでしょう。

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