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マッキー牧元の虎のまっきー
2007.09.27
プリン 文=マッキー牧元
絵=進藤恵子
マッキー牧元  1955年生まれ。レコード会社宣伝部長を兼ねながら、食べ歩きが仕事になればと、虫のいい願望でつけたタベアルキストの二つの顔を持つ。「味の手帖」「大人の週末」で連載中。J-WAVE木曜11:30よりの番組M+に不定期出演中。今年の目標は、正宗中国菜とイタリア郷土料理の追及。
味の手帖:http://ajinotecho.co.jp/   J-WAVE:http://www.j-wave.co.jp/
パティスリー・スリール
丁寧な仕事による
出色の出来栄え
目黒区五本木2-40-8
電話=03(3715)5470
営業時間=10時〜20時半
定休日=水曜
東急祐天寺駅・学芸大学駅より徒歩8分

「クレーム・カラメル」は二百八十円。直径五・四センチ、深さ四・四センチ。表面の色合いは白いが中は黄色強し。一口食べると滑らかな口当たりから卵の甘味が広がる。カラメルの量も多く、確かな苦味があり、豊潤な卵の味わい、カラメルの苦味と甘味、卵を生かすクリームや砂糖の量。繊細な計算によって、シンプルな中に見事な調和が美しく、夢見心地を呼ぶ。「タルト・フィーヌ・ポンム」、「タルト・ショコラ」、フルーツ入りレアチーズの「フロマージュ・クリュ」の他焼き菓子など、いずれも丁寧な仕事による出色の出来栄え。

パティスリー・シュクレペール

滑らかで甘さも軽そうに見せながら
卵の存在感を見せるプリン

世田谷区玉川3-21-5
電話=03(3708)8580
営業時間=10時〜20時
年中無休
東急二子玉川駅より徒歩7分
「あまいパパ」という名を持つ、小体なパティスリー。プリン「バニーユ」は二百六十二円。透明な容器に入ったプリンは、上からクリーム、淡い黄色の薄い層プリン、黄色いプリン、底のバニラビーンズの四層。直径五・六センチ、深さ五センチ。生クリームごとすくえば、滑らかに滑らかにゆっくりと舌の上に広がっていく。しかし軽くなくもったりとした重みをつぶしていくと、卵の香りがもたげてくる。滑らかで甘さも軽そうに見せながら卵の存在感を見せるプリン。その他、クッキー生地でチーズを挟んだ「チーズニップ」、「シブースト」、「生シュー」などもおすすめ。
近江屋洋菓子店
古きよき仕事を守り
誠実が光る洋菓子を作り続ける老舗
千代田区神田淡路町2-4
電話=03(3251)1088
営業時間=9時〜19時
※日・祝10時〜17時半(喫茶〜17時)
年中無休
東京メトロ淡路町駅・都営地下鉄小川町駅より徒歩3分
明治十七年創業の老舗洋菓子店。高い天井の店内は心地よく、ドリンクセット五百二十五円は、各種フルーツジュース、紅茶、コーヒー、ボルシチが飲み食べ放題。ショートケーキ、アップルパイ、サバラン、エクレアなど、さりげなさの中に誠実が光る洋菓子を作り続けている。「プリン」は透明なカップに入って百八十九円。カラメルがたっぷりと敷き詰められたプリンを裏返し、カップから出すと、艶やかな黄色い肌が光る。直径五センチ、高さ五センチ。甘さが控えめでふわりとした卵の味が伝わってくる、温かみのある味わい。
スヴニール・ママン
全国のプリンを食べこんで
研究した自慢の逸品
台東区入谷2-26-2
電話=03(3876)4116
営業時間=10時〜18時半
定休日=水曜
東京メトロ入谷駅より徒歩5分
パティシェが全国の有名プリンを食べこんで研究したという、「ママンのこだわりプリン」百九十円が自慢。楕円の透明カップに入れられ、下がカラメル、上にバニラビーンズの粒が浮いている。縦五・三センチ、横幅二・四センチ、深さ四・四センチ。スプーンを入れるとしっとりと重く、口の中ではゆっくりとなくなっていく。甘さも控えめで素直に卵の風味が出ている。バニラの香りはほんのり。コクもあり。一方「なめらかプリン」二百六十円は、文字通り柔らかく滑らか。その他上品な甘味が滲み出る「和三盆ロール」もおすすめ。
コンテンツ
マッキー牧元の虎のまっきー
ルポルタージュ mono.
渡辺万由美の『輝くヒトの方程式』
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