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マッキー牧元の虎のまっきー
2007.03.10
水餃子 文=マッキー牧元
絵=進藤恵子
マッキー牧元  1955年生まれ。レコード会社宣伝部長を兼ねながら、食べ歩きが仕事になればと、虫のいい願望でつけたタベアルキストの二つの顔を持つ。「味の手帖」「大人の週末」で連載中。J-WAVE木曜11:30よりの番組M+に不定期出演中。今年の目標は、正宗中国菜とイタリア郷土料理の追及。
味の手帖:http://ajinotecho.co.jp/   J-WAVE:http://www.j-wave.co.jp/
にい好(にいはお)
餃子の命は皮にあると、
食べるたびに痛感させられる餃子
渋谷区西原2-27-4 升本ビル2F
電話=03(3465)0747
営業時間=17時〜24時(L.O.)
定休日=日曜
京王新線幡ヶ谷駅より徒歩3分

8個のこぶりな餃子は、注文のたびに寝かせていた生地を取り出して引きちぎり、手早くのばして餡を包む。茹で立ての餃子をやけどせぬよう口に放り込むと、厚手の皮は歯を包むようにからみつき、さらに噛むと小麦粉の味わいがふわりと立ち上がる。餡は皮と対抗するかのように、コリッとした豚肩ロースの歯応えとよく練られた背脂の旨味、野菜のみずみずしさが広がる。そんな餃子を、沙茶醤と酢醤油による深い旨味があるタレが引き立てる。一皿などあっという間に食べてしまい、お代りするは必至。水餃子700円。

岩茶房(がんちゃぼう)

コシが強い
無農薬地粉を使用した黄色い皮

目黒区上目黒3-15-5
電話=03(3714)7425
営業時間=11時〜18時半(L.O.)
定休日=日曜・月曜
東急・東京メトロ中目黒駅より徒歩5分
 中国茶の専門店。以前中国で食べた餃子に近づけるよう、試行錯誤を繰り返したという餃子は、5個で420円。うっすらと皮が黄ばんでいるのは、無農薬地粉を使用しているため。そのためコシが強く、噛んでいると粉の風味がふわりと広がる。餡も皮に負けじと豚練り肉の旨味があり、さらに醤油や塩で味をつけてあるため、何もつけずに食べるがよし。昼過ぎにゆったりと中国茶を楽しみながら、上等の餃子を楽しむは、実に至福なり。肉まんも同様に皮がおいしく、都内随一。
大連
ご飯も酒もいらない
質朴な美味
大田区山王1-25-14
電話=03(3776)7944
営業時間=11時半〜13時45分(L.O.)、17時〜21時45分(L.O.)
定休日=火曜
JR大森駅より徒歩5分
20年前に故郷大連の味を伝える店として開店以来、おいしい餃子の店として有名。湯気を立てながら運ばれる10個の水餃子は、つやつやと光り、食欲をそそる。まずは何もつけずに一口。具が透けて見える薄さながらもっちりとして歯を包み込む弾力のある皮。皮が弾けると熱々の甘いスープが飛び出し、噛み込めば練り肉の旨味と野菜の優しい甘みがこぼれる。ご飯も酒もいらない餃子だけで満足できる質朴な美味である。水餃子10個530円。また、冬季限定の牡蠣と大根を使った餃子もおすすめ(50個から・要予約)。
パオ
皮が弾けた途端あふれ出る
小龍包のようなスープ
港区西新橋2-15-12 日立愛宕別館B1F
電話=03(3506)8100
営業時間=11時半〜14時半(L.O.)、17時〜22時(L.O.)
定休日=日曜・祝日
東京メトロ虎ノ門駅より徒歩5分
四谷より移転。台湾家庭料理の店。四谷時代より人気のあった水餃子は健在。この店の餃子の魅力は何より、小龍包のようなスープ。つるりとした皮が弾けた途端、滋味に富むスープがあふれ出る。そして豚赤身挽き肉やキャベツと渾然一体となって、「うまいっ!」と叫ばせるという次第。スープを寒天にして閉じ込めているゆえの技。ビールの伴侶として食べ進めば、何個でもいけてしまう危ない餃子である。7個630円。
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マッキー牧元の虎のまっきー
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